Windows 10でMicrosoft 365版のExcelを使っている方は注意が必要です。
2026年9月現在、Windows 10上で動作するMicrosoft 365 Appsは、Version 2608を最後に新機能の追加が終了する段階へ入りました。

「Excelが使えなくなるの?」
「Microsoft 365を契約していても更新されない?」
「Copilotも使えなくなる?」
と気になる方もいると思います。
先に結論をいうと、Excelそのものがすぐ使えなくなるわけではありません。
ただし、Windows 10ではMicrosoft 365版ExcelがVersion 2608に留まり、今後の新機能やCopilotサポートを受けられなくなります。
セキュリティ更新については、2028年10月10日まで提供される予定です。
※この記事は2026年9月27日時点のMicrosoft公式情報をもとにしています。
Windows 10版ExcelはVersion 2608で新機能の追加が終了
Microsoftは、Windows 10上でMicrosoft 365 Appsを利用している場合について、Version 2608がリリースされるまで機能更新とCopilotサポートを提供すると案内しています。
Version 2608になった後は、そのバージョンに留まり、2028年10月10日までセキュリティ更新のみ提供されます。
Excelだけではなく、Windows 10上で利用するMicrosoft 365 Appsが対象です。
簡単に整理すると、次のようになります。
| 項目 | Windows 10上のMicrosoft 365 Apps |
|---|---|
| Excelなどの利用 | 引き続き可能 |
| Version | 2608に留まる |
| 新機能の追加 | 終了 |
| Copilotサポート | Version 2608まで |
| セキュリティ更新 | 2028年10月10日まで |
| Microsoft 365契約 | 自動的に無効になるわけではない |
つまり、Microsoft 365を契約していても、Windows 10を使い続けていると最新のExcel機能を利用できなくなるということです。
Version 2608はすでにリリースされている
この話は、以前までは「Version 2608がリリースされたら新機能の追加が止まる」という将来の予定でした。
しかし、Version 2608はすでにリリースされています。
Microsoft 365 Appsの更新履歴では、Current Channel向けのVersion 2608が2026年8月19日から公開され、その後も更新ビルドが提供されています。
実際にWindows 11環境のExcelで確認したところ、Version 2608からVersion 2609へ更新されました。
※画像はWindows 11環境で撮影しています。Windows 10ではMicrosoft 365 AppsがVersion 2608に留まるとMicrosoftが案内しています。

つまり現在は、
・Windows 11などの対応環境 → Version 2609以降へ更新可能
・Windows 10 → Version 2608に留まる
という違いが実際に出始めている段階です。
そのため、Windows 10でMicrosoft 365版Excelを使っている場合、今後追加されるExcelの新機能を利用したいならWindows 11への移行を検討する必要があります。
Windows 10ではExcelが使えなくなる?
Windows 10だからといって、2026年9月からExcelが突然使えなくなるわけではありません。
Microsoftも、Windows 10のサポート終了後にMicrosoft 365 Appsが引き続き動作する可能性があると説明しています。
ただし、Windows 10自体は2025年10月14日に通常サポートを終了済みです。
そのためMicrosoftは、Microsoft 365 AppsについてもWindows 11などのサポート対象OSへ移行することを案内しています。
「使えるかどうか」と「最新機能や正式なサポートを受けられるか」は別と考えておくと分かりやすいでしょう。
Windows 10ではExcel Copilotも終了する?
注意したいのがCopilotです。
Microsoftの案内では、Windows 10上のMicrosoft 365 Appsについて、Version 2608がリリースされるまで機能更新とCopilotサポート(対象環境の場合)を提供するとされています。
そのため、Windows 10上のMicrosoft 365 Appsでは、Version 2608以降のCopilotサポートは提供されません。
Microsoft 365を契約しているだけではなく、対応するWindows環境を使っていることも重要になってきます。
👉ExcelでCopilotを使うと何ができるのか、実際にMicrosoft 365 Personalで試した内容はこちらで詳しく紹介しています。
セキュリティ更新は2028年10月10日まで続く

「新機能が終了するなら、セキュリティ更新も終わるのでは?」
と思うかもしれませんが、こちらは別です。
MicrosoftはWindows 11への移行期間のセキュリティを維持するため、Windows 10上のMicrosoft 365 Appsについて、2028年10月10日までセキュリティ更新を提供すると案内しています。
したがって、2026年9月でExcelの更新が完全に終了するという理解は正しくありません。
正確には、Version 2608以降の新機能・Copilotサポートは終了する一方、セキュリティ更新は2028年10月10日まで続くという状態です。
Microsoft 365なのにExcelが更新されない場合はWindowsを確認
Microsoft 365版Excelは基本的に継続して新機能が追加されるサービスです。
しかし、Windows 10を使用している場合はVersion 2608に留まるため、

「Microsoft 365なのに新しいExcel機能が追加されない」
「他のパソコンには新機能があるのに自分のExcelにはない」
という状況が今後増える可能性があります。
その場合はExcelだけを見るのではなく、使用しているOSがWindows 10かWindows 11かも確認してみてください。
👉買い切り版ExcelとMicrosoft 365では、利用できる機能やサポート期間にも違いがあります。こちらの記事では、Excel2016とMicrosoft 365の違いをまとめていますので、参考にしてみてください。
Excel 2021のサポート終了とは別の話
今回の変更は、Excel 2021のサポート終了とは別です。
Excel 2021などのOffice 2021は買い切り版で、サポート期限そのものがあります。
一方、今回取り上げているのは、Microsoft 365を契約していてもWindows 10を使っているとVersion 2608以降の新機能を受け取れなくなるという話です。
Microsoftのライフサイクル情報では、Excel 2021のサポート終了日は2026年10月13日とされています。
👉買い切り版のExcel 2021を使っている場合は、こちらも確認しておくことをおすすめします。
まとめ
Windows 10上でMicrosoft 365版Excelを利用している場合、Version 2608を最後に新機能の追加とCopilotサポートが終了する段階に入りました。
Version 2608はすでに公開されており、通常のCurrent Channelでは2026年9月22日にVersion 2609もリリースされています。
ただし、Windows 10版Excelそのものがすぐ使えなくなるわけではありません。
セキュリティ更新については、2028年10月10日まで提供予定です。
今後もExcelの最新機能やCopilotの新機能を利用していきたい場合は、Windows 11への移行も検討しておくとよいでしょう。





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