エクセルのUNIQUE関数は、特定の範囲から重複を取り除き、一意のデータだけを抽出する非常に便利な関数です。データが多くなればなるほど、重複しているデータを手動で整理するのは大変ですが、UNIQUE関数を使うとその作業が一瞬で完了します。ここでは、UNIQUE関数の基本的な使い方と、実際にどのように活用できるかをわかりやすく紹介します。
UNIQUE関数って何?
UNIQUE関数は、特定の範囲から重複を除き、一意のデータだけを抽出する関数です。
=UNIQUE(範囲)
・範囲:一意のデータを抽出したいセル範囲を指定(A2:A10など、範囲を指定)
UNIQUE関数の使い方
こちらでは、「一つの列から重複を除いたデータを抽出する場合」、「複数列から重複を除いたデータを抽出する場合」の順に紹介します!
■一つの列から重複を除いたデータを抽出する場合
例えば以下のようなリストがあり、E列の果物リストで重複しないリストをA列に作成するとします。

セルA1に「=UNIQUE(E1:E10)」と入力すると、以下の通り重複しないリストが作成されました!重複していた「リンゴ」と「モモ」が一つのみの表示になっています。

■複数列から重複を除いたデータを抽出する場合
同じリストを使い、今度はE列とF列を組み合わせ、重複しないリストをA-B列に作成します。
基本的には一つの列と同じですが、セルA1に「=UNIQUE(E1:F10)」と入力すると、以下の通り重複しないリストが作成されました!重複していた「モモ、20」が一つのみの表示になっています。(リンゴは個数が違うため、重複と判断されずにリストに表示されます)

まとめ
UNIQUE関数を使うことで、重複したデータを簡単に取り除き、一意の値だけを抽出することができます。データが大量にある場合や、集計作業を効率よく行いたいときに非常に便利な関数です。顧客リスト、売上データ、イベント参加者のリストなど、さまざまな場面で活用できるので、ぜひ日常業務や分析作業に取り入れてみてください。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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