毎月使うExcelファイル、入力値だけ一括で削除したいことありませんか?
例えば、前月活動報告を入力したExcelファイル。
次の月もコピーして使用することは多いですよね。
数式は残しておいて、入力した値だけサッと削除できたら便利ですよね!
でもいざやってみると、

どこが入力値で、どこが数式か分からない。。。
ってなりますよね。
それで作業していたら大事な数式まで消してしまって、後々冷や汗をかいてしまったり。。。
それが原因で間違った報告をしてしまい、私も「やってしまった。。。」と思う場面が何回かあり(泣
そんな悲劇を起こさないためにも、もっと効率化するためにも、ぜひ活用したい機能が、
「Ctrl + G」(ジャンプ)機能 で「定数」選択
です!
たった数クリックで、「値だけ選択 → 一括削除」ができてしまいます。
この記事では、その具体的な手順を、図解で分かりやすく紹介していきます。
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
「Ctrl + G」とは?ただのジャンプ機能だけではありません!

「Ctrl + G」ってなんぞや?
と思われた方もいらっしゃると思います。
これはショートカットキーの一つで、
特定のセルや範囲を素早く選択するジャンプ機能
です。
例えば、現在セルA1を選択している状態で、セルD5に移動したい場合、この「Ctrl+G」のジャンプ機能を使えば一瞬でのセルD5に移動することができます。

もちろん、実際の業務ではこんなことはしないですが、例えば大量にあるデータ(何万行もあるような)の場合、スクロールするのも一苦労ですよね。
そんな大量のデータがあるときは、直接セルを指定できるので、一瞬で移動できる非常に便利な機能になります。
でもこの「Ctrl + G」、ただの「ジャンプ」機能だけじゃありません!
実は「値のみ選択」するという超便利な機能もあるんです!
今回は以下在庫管理表を使って、「値のみを選択 → 値を削除」する流れを紹介します!
わかりやすいように、今回は黄色セルを入力値にしています。
ではさっそく、この黄色部分(値の入力値)だけを選択して、削除していこうと思います。
「Ctrl + G」で対象のセルを選択し、入力値を消すには?
では、実際に「Ctrl + G」を使って、値のみを選択する方法をステップで説明します。
・対象セルがある範囲を選択する。※「Ctrl + A」で全選択でもOK
↓
・Ctrl + Gを入力する

・「セル選択」を選択する
↓
・「定数」を選択し、「数値」にチェックを入れ、「OK」を選択する

すると、入力値だけが選択されました!
あとはこの状態で、Deleteキーを押すと、、、

入力値だけ消すことができました!
ビフォー/アフターで見ると一目瞭然ですね!
Before)入力値・数式が混在していて削除に気を遣う
After)数式はそのまま、入力値だけきれいに削除されてスッキリ!
手作業で値だけ消そうとするとめちゃくちゃ大変なので、このテクニックは非常に便利です!

こんな場面で活躍します!
このテクニックは、様々な場面で活躍します。
例えば、
・毎月使う帳票テンプレート(請求書・日報・申請書など)など、ルーティンで使用するもの
に便利な技です。
同じテンプレートでも、「この部分の書式をちょっと変えたい」、「ここの数式は修正しておかないといけないな」など、ちょこちょこいじるケースもありますよね。
そういうときって、前の月使ってたファイルをコピペするのが一番手っ取り早いのですが、複雑なテンプレートになるほど、前の月に入力していた値を消すのが面倒くさいなりますよね。。。
そんなときに、誤って数式を消すこともないですし、非常に便利な方法になります。
また、
・他人が作ったファイルを再利用するとき
にも便利な技です。
「このファイル、便利だよ!」って、他の人からExcelファイルをもらうことがあると思います。
便利な反面、他人が作ったファイルって読み解くのも意外と大変で、どこを入力していいか、良くないかってのがぱっと見分かりにくいときありますよね。
そんなときにもこの方法を使えば、「あ、ここに入力すればいいのか!」と非常に分かりやすくなります。
<補足>「Ctrl + A」って何?
特定の範囲を全選択することができるショートカットキーです。
今回は表全体を選択するために使用しました。このような表形式だとわざわざマウスをドラッグして選択しなくてもよいため、こちらも便利なショートカットキーとなります!
【応用】値だけじゃない!数式のみ選択することも可能!
今回は、「値のみ選択」する方法を紹介しましたが、このジャンプ機能、他にも色々な条件でセル選択することができる超便利な機能です。
例えば数式のみを選択することも可能です!
数式のみを選択する場合、
・「セル選択」を選択する
↓
・「数式」にチェックを入れ、「OK」を選択する

これで、簡単に数式だけ選択することができます!

ちなみに「ISFORMULA関数」を使うことで、そのセルが「値」か「数式」かを視覚的に分かりやすくすることもできます。
パっと見て分かると、ミス防止にも役立つので非常に便利です。
「ISFORMULA関数」を活用した書式術は以下記事にまとめておりますので、参考にされてください。
まとめ:「Ctrl + G」× 定数選択で作業効率アップ!
「Ctrl + G」で、値のみ選択する方法を覚えておくと、Excelでの作業がぐっと効率的になります!
今回は入力値/数式を選択する方法を紹介しましたが、他にも、「空白セル」や「可視セル」のみを選択することなども可能です。
業務に応じて使い分けしてみてください。
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また、質問やこんな方法を紹介してほしい!などありましたら、お気軽にコメントしてください。
今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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